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「『脳』整理法」の2度目の精読をはじめています。1度目の精読で不幸という名の、人生におけるエントロピーの増大に抗してゆかなければ、幸福も幸運も掴むことはできない、という一つの結論を導き出すことができました。それにしても人間が生きている世界というのは偶有性の海である、と本書で茂木先生は言及されていましたが、見かたを変えれば、それは“生”と“死”が隣り合わせで同居しているまさに“生死の海”なのだと思います。私達は生まれてスグに、この生死の海にいやでも放り出されているわけですから、みな心の奥底では、この海を必死で泳ぎきって、できれば充実した死をむかえたいと思っているのだろうと思うのです。でも、何が起こるのかわからないのがこの人生。先生は本書で、いっそのことこの偶有性の海であるこの人生を不安に思うよりは、むしろ楽しんでしまいなさい、と厳しくも勇気のあるメッセージを発してくださっています。
私もこれから腹をくくって、この書にあるように偶有性に満ち溢れたこの人生の海をみごと泳ぎきって、価値ある生を全うしたいと思います。
かかる素晴らしい書を書かれた茂木先生は、きっと意識とクオリアにおける新たな発見もしくは概念を確立されるものと期待しております。
茂木先生の今後の素晴らしきご活躍を衷心よりおいのりいたします。
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