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第29話『天界の塔レリファ2F:幻の間』

 投稿者:ユオ  投稿日:2010年 3月12日(金)06時07分13秒
返信・引用 編集済
  私達4人はルナ様から指輪を受け取った後
階段を上がって2階に来ていた、2階に上がってすぐ扉が現れた
「この先に何が・・・」
「幻の間って言うくらいだから何か幻を見せられるんだと思うけど・・・」
「俺もそうだと思う、ただどんな幻を見せられるか・・・」
リースちゃんは1人で黙り込んでしまっている
すると突然さっきと同じようにルナ様が直接脳に話しかけて来た
『幻の間について説明をしておくわ』
「どういう所なんですか?、ルナ様」
『そうね・・・貴女はリーシャといったかしら?』
「はい・・・そうですけど・・・」
少し間を置いてからルナ様が再び喋り始めた
『幻の間ではある人の記憶を巡ってもらうわ』
「ある人・・・誰ですか?」
『ライドさんの記憶を巡ってもらいます・・・辛い思いをするかもしれませんが』
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ライドの記憶を巡る、それは・・・あの2年前の出来事を知るという事・・・
城から出て、世界中を旅してた頃のライド・・・
「分かりました・・・」
『それと1つ・・・』
「まだ何か?」
『私の事はルナと呼んでいただいて結構です、威張るつもりはありませんから・・・』
ルナ様・・・
『貴女達とはお友達になりたいの・・・天界人の私が言うのもおかしな話でしょうけど』
「いえ・・・おかしく無いよ・・・ルナ」
「ルナは何年も1人でこの塔に居るんだろ?、友達ぐらい欲しいと思ってもおかしくない」
「うんうん・・・綺麗な人なのに・・・お外にも出れないのは寂しいよルナ」
顔は見えないけど嬉しそうに微笑むのが声で伝わって来た
最後におろおろしながらもリースちゃんが喋り始めた
「ルナお姉ちゃん・・・鍵を取って戻ったら・・・頭撫で撫でしてくれる?」
『・・・えぇ♪、楽しみにして待ってるわ・・・リース♪』
女神と呼ばれているルナがごく普通の女の子に思えた瞬間だった

ルナの『気を付けて・・・』という言葉の後に扉が開いたので私達は部屋に入った
だけど・・・部屋が真っ暗で何も見えない・・・
「どういう事?、何も見えないよ・・・」
私がそう言った瞬間だった・・・真っ暗で何も見えない部屋が一変して夜のファリス城
しかも裏門がある裏庭が見えるようになった、壁にも触れないから幻みたいだけど・・・
『くそっ、どうして俺がこんな目に・・・』
あれは・・・2年前のライド・・・
「あれライドだよな・・・どうやらライドが城を抜け出した日の幻みたいだな」
「だね・・・でもこれはリースちゃん以外は知ってるから、見せて何か意味あるのかな?」
「心の内を見せる為だと思うよ、メイラちゃん・・・グレイ」
リースちゃんは黙って血まみれで城の裏門に向かって
走るライドを見ていた・・・あの傷は全て私のせいで負わせてしまったもの・・・
『こんな事になるならリーシャに出会わなければ良かったんだ・・・くそっ』
っ!?、まぁ・・・当然の発言だ
『居たぞー!!、あそこだ追えー!!』
4人の兵士が城の裏口から出てライドを追い始める
ライドはそれを確認すると眉間にシワを寄せて
ボロボロの体で逃げる速度を上げた・・・凄く痛々しいけど
これがライドの受けた”痛み“で、私が犯してしまった”過ち“だからしっかり見ないと

場所は城の裏庭から変わって城から5キロぐらい離れた所にある
無人の露天風呂があるちょっとした広場が見えるようになった
ライドは血で汚れた鎧や自分の体を露天風呂の横にあった小屋から持って来たミニタオルを
温泉の湯で濡らして拭いて綺麗にしていた・・・真っ白のタオルは拭く度に赤くなって行く
『これで汚れは全部か・・・休むにしては城から近いし・・・もっと歩くか』
それだけ言うとライドは歩き始めた・・・
さっきからメイラちゃんもグレイもリースちゃんも
喋ろうとしない・・・この光景を自分の心に刻み込んでいるんだろう

黙々と歩き続けたライドは外が明るくなり始めるまで歩き続けた
『この辺なら大丈夫だろう・・・大分離れた』
過去のライドが言う通り城から既に10キロ以上離れていた
城の方でも確か追跡を1回断念して城に兵が戻ってたはず・・・
ライドは枯れ木を集めて焚き火を始めた・・・
途中で拾ったきのこや、すぐ横を流れている川で採った魚を枝に刺して焼き始めた
『・・・こんな食事は訓練以来だな・・・』
そう呟くと焼いている物の向きを変える

製作途中
 
 

第28話『天界の塔レリファ1F:祭壇の間』

 投稿者:ユオ  投稿日:2010年 3月 9日(火)19時42分29秒
返信・引用 編集済
  あれから私はメイシャお母様の提案を受け入れ
私とメイラちゃんとグレイ、リースちゃんの4人で塔までやって来た
護衛の兵を連れて来る予定は立てたけど・・・
城内の混乱と城下街の混乱を収めるので手一杯でこちらまで兵は回せなかった
メイシャお母様達もそっちに回っていて捜索には来れなかった
「やっぱり近くで見ると大きいね・・・ライドもここに居るかな」
「そうだな・・・城の中にライドが居なかった事を考えるとここしかない・・・」
「リーシャちゃん、頑張って探そう・・・私もライドさんを探すの手伝う」
「私もだよお姉ちゃん・・・私も頑張ってお手伝いする・・・」
メイラちゃん・・・リースちゃん・・・
「ありがとう、気を取り直して捜索したいけど・・・この扉開くかな」
私達4人の目の前には塔の入り口である
大きな扉があった・・・けど押しても引いても
開く気配が全然無い、何か鍵のような物でもあるのかな・・・
「特別な仕掛けがあるようには見えないしな・・・」
こうして考え込んでいると
直接頭に声が響いて来た・・・
『ようこそおいで下さいました、どうぞお入り下さい』
「!?、誰!?」
「リーシャちゃんにも聞こえてるって事は気のせいじゃないな・・・2人は?」
グレイがメイラちゃんとリースちゃんにも
問いかけると2人とも頷いた・・・つまり全員に同じ問い掛けがあった
その証拠に声が終わった後、すぐ扉が開きすぐにでも入れる状態だ
「とりあえず入ろう、後の事は後で考えよう」
グレイの一言に納得した全員で塔の中に入った

塔の中は思ったより綺麗で、出入り口の扉から反対側に見える扉まで
少なく見積もっても100mはある、両側の壁には上に行く階段が左右の壁から伸びている
外から塔を見てもかなりの大きさだと分かるけど、この1階が狭く感じるのは恐らく
あの扉の先にある部屋がかなり広いからだろう・・・出入り口の扉より豪華な作り・・・
そう考えていたら、後で扉が閉まる音がした・・・振り返ると出入り口の扉が閉じている
「閉じ込められた?」
「だろうな・・・出たきゃ塔の謎を解けってか」
『えぇその通りです』
すると突然私達の前に光の球体が現れ
強い光を放ち、それが収まると1人の女性が立っていた
背中に翼を持った人・・・もしかして・・・
「女神ルナ?」
『えぇその通りですよ、こんな形でつれて来てごめんなさい』
「ルナ様・・・お兄ちゃん知りませんか?」
すぐに状況を飲み込んだリースちゃんが
ルナ様に質問をしていた、どうもメイラちゃんはまだ混乱しているみたい
グレイはすぐに飲み込んだようだ・・・
『ライドさんならこの先の祭壇の間に居ます』
「本当ですか!?、すぐ出して下さい!!」
私は必死に頼んだけど・・・
ルナ様から帰って来た答えは・・・
『それは出来ないの・・・少なくとも私では』
「・・・それじゃあ、どうすればあの扉は開けれるんですか?」
『星の鍵は塔の最上階にありますが・・・今の私では最上階まで行けません』
塔の守護者なのに・・・行けない?
「ルナ様ぁ・・・どういう事ですか?」
『今はある事情でこの祭壇の間から離れる訳にはいかないのです』
「それじゃあ私達で取りに行きます、詳しい場所を教えて下さい」
『・・・仕方ないですね、この地図の通りに進めば鍵のある部屋まで行けます』
私はルナ様から1枚の紙を受け取った
広げるとそれは地図で、この塔の各フロアの事も書いてある
どうやら20階まであるみたい・・・
「ルナ様、ライドは・・・どうしてここに居るんです?」
グレイがふとルナ様に質問をした
『彼は天界人が持つ波動を感じれるようで、塔がそれに反応し吸い寄せたのだと思います』
「それで・・・俺達が戻って来るまでライドをお願いします」
『任せて、この塔の責任者として守り通してみせます』
「それではルナ様、行って来ます」
皆で階段に向かおうとした時・・・
『待って下さい、これを皆様に授けます』
私達全員の手が光ったかと思うと
右手の薬指に1個の指輪がはめられていた
「この指輪は・・・」
『それを身に着けていれば、神のご加護を受けられるでしょう』
「ありがとうございます」
『気を付けて行って来なさい・・・』
私達は特別な指輪をもらった後、階段を上り始めた
地図によれば次の階は幻の間と書いてある・・・
何か幻でも見せられるのかな・・・
 

第27話『決意を秘めた少女』

 投稿者:ユオ  投稿日:2010年 3月 9日(火)02時04分38秒
返信・引用 編集済
  私の名前はリース、リース・プリスター
あっ・・・お兄ちゃんのママとパパに養子で入ったから
もうプリスターじゃなくて私はリース・レオンハートだ
「何から話しましょうかねぇ・・・」
さっきお兄ちゃんが部屋を出て行って
ママとお話をしようとしていた所だった
「メイシャ、名前を教えたらどうだ?」
「そうね、1番大事な事を忘れてたわリースちゃん、私の名前はメイシャ」
「俺の名前はグルファだ、今日からレオンハート家に養子として入った訳だが嬉しいか?」
「うん♪、お兄ちゃんの事・・・大好きだもん♪」
スッゴク優しいママとパパだ・・・けど
私の本当のお母さんとお父さんはもう・・・
「あらあら・・・お兄ちゃん子なのねぇ」
「お兄ちゃん凄く幸せそうで良かった、あんなに綺麗なお姉ちゃんと結婚して・・・」
「はっはっはっ、まぁそれは俺も思っているよ・・・本当に幸せそうだ」
その事を初めて聞いた時は・・・正直少しヤキモチを焼いた
けどすぐその思いは消えた、私の願いは・・・お兄ちゃんに
初めてあった時から1つだけだった・・・私の願いはお兄ちゃんに幸せになってもらう事
分かってた・・・この思いは初めから叶わない、まだ10歳だけど・・・
そこまで子供のつもりは無いし、勉強は本当のお母さんとお父さんに厳しく教えられた
最初は嫌だと思ってたけど・・・ちゃんと出来ると褒めてくれる
それが嬉しくていっぱい勉強をした、知識も普通の子よりは持ってるつもり・・・
だからこそ、お兄ちゃんへの想いを理解して・・・幸せなお兄ちゃんとお姉ちゃんを
見届ける・・・これで良いの・・・ただ大人しくして邪魔にならないように近くで見届ける
「リースちゃんは強い子ね」
「えっ・・・どういう事?」
「隠さなくても良いよリース、知ってるんだろう?」
ママとパパが突然そんな事を言い始めた
「自分の両親がもう死んでる事よ・・・最初から態度が何処かおかしかった」
っ!?、・・・バレてた
流石お兄ちゃんのママとパパだ・・・
そう考えればお兄ちゃんも気付いてるかもしれない
私が本当のお母さんとお父さんはもう死んでいる事を知ってるって
「下ばかり見て・・・歩いてたら、お母さんとお父さんに怒られちゃう」
「本当に強い子ね、その小さな体の何処にこんなに力強い想いが秘められてるのかしら」
「ライドも気付いてるだろうが・・・多分アイツの口からこの事を喋る事は無いだろう」
「私もそう思うよパパ、お兄ちゃんは凄く優しいから・・・何も言わないと思う」
私の全てを理解してくれて良かった
お兄ちゃんのママとパパに養子に入れて良かった・・・
丁度そんな時だった・・・外から強い光が差し込んで来た
「なっ何!?」
「メイシャ!!、リース!!、窓から離れろ!!」
パパの声を合図に私とママはしゃがみ込んだ
すると光はすぐに収まった、その時パパが・・・
「なんだ・・・この巨大な塔は!?」
私とママもパパと同じ窓辺に立った
パパの言う通り目に映ったのは巨大な塔だった
「何・・・これ」
「あの塔は・・・城の裏門から出て1キロぐらいの所かしら・・・」
「多分そうだろうな・・・しかし、突然現れたぞ・・・何なんだ」
強い光が放たれた・・・お兄ちゃん達も見てるなら何かあったかもしれない
「ママ、パパ急いでお兄ちゃん達に会いに行こう、もしかしたら何か巻き込まれてるかも」
「確かにそうね、私とリースでライド達に会いに行くわ、貴方はライドのお友達の方に」
「分かった、何かあったら謁見の間で会おう」
ママが頷くのを確認した後パパは急いで部屋を出て行った
「私達も行きましょうか」
「うん、無事だと良いけど・・・」
パパに続いてママと私も部屋を出て
ライドお兄ちゃんとリーシャお姉ちゃんを探しに出た
無事で居てほしい・・・何事もなければ良いけど・・・

最初にお姉ちゃんの部屋に行ったら厨房から戻って来たばかりのお姉ちゃんに会えた
そして塔の事を聞いたら混乱はしたけど大丈夫と言ってくれたから良かった・・・
次にお兄ちゃんの部屋に来たは良いけど・・・居なかった
「あれ・・・お兄ちゃん部屋に戻るって言ってたけど・・・居ない」
「私達みたいに探しに出たんじゃ?」
「その可能性はあるかも知れないわね・・・入れ違いになったかも」
私はテーブルを見た、するとそこに栞が挟まれた本が置いてあった
本のタイトルに『天界伝承の書』と書いてあった、私は栞が挟まれているページを開いた
「これは・・・ママ、お姉ちゃん・・・これ見て」
「何々・・・これは天界の塔?」
「お母様、もしかしてこのページに載ってる塔って、外に出現した塔と一緒じゃ?」
ママが窓から塔を確認した・・・
どうやら本に載っていた塔と同じだと分かったみたい
「同じ塔ね・・・偶然とも思えないわ・・・危険でしょうけど1度あの塔に行きましょう」
「私もそれが良いと思います、遅かれ早かれあの塔は調べないといけませんし・・・」
「だったら早くパパにも言いに行こうよママ」
「そうね・・・捜索の事をディルムにも言いに行かないと・・・」
塔に捜索に行く事になる・・・もしこのお城にお兄ちゃんが居ないのなら
きっとあの塔に居ると思う、この本を考えれば偶然とも考えられない・・・
 

第26話『天界の塔レリファ』

 投稿者:ユオ  投稿日:2010年 3月 6日(土)18時29分41秒
返信・引用 編集済
  俺はリースを連れて母上と父上の部屋に来た
途中までリーシャも一緒だったけど、メイラちゃんとばったり会って
新作のお菓子を作るとかで手伝いに行ってしまった
「ちゃんと自己紹介するんだぞ?、リース」
「うん・・・緊張して来た」
そして部屋の扉をノックした
楽しそうに会話していたのが途切れた後
『はい、どちら様ですか?』
「ライドです、母上お話中に申し訳ございません」
『貴方だったの、良いわ入りなさい』
扉を開けて中に入ると・・・
テーブルを間に挟んで母上と父上がお茶を飲みながら
楽しく会話をしたようだ・・・ちょっと悪い事しちゃったかな
「失礼します母上、父上」
「・・・・・・・・・・」
リースは俺の後ろに隠れたままだ
「どうしたの?、あら・・・後の可愛い女の子は?」
「可愛いお嬢ちゃんだな、どうしたんだ?」
「実は俺が2年間逃げ回ってた時に怪我をした俺を助けてくれた人達の娘さんで」
「そうなの・・・でもどうしてその娘さんがここに?」
俺はポケットからアロンさんからの手紙を取り出して
母上に手渡した、すると手紙を広げた母上が・・・
「これは?」
「この子の父親、アロンっていう人から俺と母上と父上に宛てた手紙です」
ゆっくりと内容を確認していく
その後、俺とリースに聞こえない声で
手紙の内容を父上に話したようだ
「分かったわ、えっと・・・お名前は?」
「リース・・・リース・プリスター」
「ふふふ・・・可愛い名前ねリースちゃん」
「それで母上、手紙の件ですけど・・・」
父上と1回目線を合わせた後
もう一度俺とリースに顔を向けて
「養子の件お受けするわ、ライドもお世話になったみたいだし、私娘も欲しかったの♪」
母上・・・多分手紙に書かれていた
アロンさんとレリアさんの死について
俺が考えてる事を察してくれたのか
黙っててくれるみたいだ、多分さっき父上に話したのもこれだろう
「リースちゃん、いきなりはママって呼ぶのは難しいかもしれないけど・・・」
母上が更に話そうとした時には既に
リースは母上に抱き付いて居た
「あらあら甘えん坊さんね・・・」
「言われた事は守る・・・だから小母さん小父さんなんて呼ばないよ・・・ママ」
「ご両親に厳しく育てられたのね・・・将来は良いお嫁さんになれるわよリースちゃん」
良かった・・・すぐ溶け込めたみたいで
「それでは母上、部屋に戻りますので何かあったら呼んで下さい」
「分かったわライド、リースちゃんお話しましょうか」
「うん♪、またねお兄ちゃん」
俺はリースを母上に任せて部屋を出た

部屋に戻ってすぐ俺は政治の勉強をした
今日のノルマを終えた後、伝承の事とか載ってる本を見ていた
「天界の塔か・・・女神ルナが天界で守り続ける平和の象徴・・・」
今見ているのは天界に存在していると
言われている建物などが載っているページだ
この本には他にも天界で遥か昔に起きた戦争の事などが載っている
「えっと・・・塔の名前はレリファ、ルナの苗字か・・・」
女神ルナのフルネームはルナ・レリファ=ブルムというらしい、最後の=ブルムとは
天界で守護者として生まれた存在に与えられる名前らしい
それとこの本によればルナは背中に翼を持っているそうだ
更に天界の人達は特別だ何だと言われているが
姿形は俺達と同じ普通の人間の姿と一緒のようだ
唯一違うとすればルナが背中に翼を持っている事ぐらいだ
「凄いなぁ・・・こっちの世界だとルナは光と魂を司る神として知られてるのか・・・」
俺は本を閉じてテーブルに置いてから立ち上がり
窓辺に移動して外を見た・・・その時だった・・・突然光が俺を包んで・・・
「なっ!?、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
光が収まり巨大な塔と白い羽が数枚目に映ると同時に目の前は真っ暗になった
その巨大な塔は本で見た・・・天界の塔レリファと同じであった・・・
 

第25話『突然の訪問者』

 投稿者:ユオ  投稿日:2010年 2月26日(金)23時35分27秒
返信・引用 編集済
  俺とリーシャが結婚して2ヶ月が経った頃
最近になって政治の事についても勉強を始めた俺達は
今日も勉強終わりに何時も通り中庭の芝生の上に2人で寝転がっていた
「ふぅ・・・今日も沢山勉強したねぇ」
「そうだなぁ、まぁ当然だろ・・・何時かは俺達が国を引っ張るんだからさ」
俺達はここ数日こんな感じだ
グレイはグレイでメイラちゃんと仲良くやってるし
隊の仕事も順調にこなしてるらしい、父上とレイバ小父さんが良く頑張ってるって
褒めてたなぁ・・・若いのに隊の人達にも信頼されてるみたいだし
「今日はこれからどうしようか?」
「もう少し休憩したら街に行かない?、散歩しながらお店とか見て回りたい」
「そうだな・・・食後の運動にもなりそうだし、良いぞ行こうか」
リーシャと2人で楽しく話していると
兵士の人が慌てて走っていくのが見えた・・・
「慌しいな・・・何かあったのかな」
「あっちは謁見の間だよね?、何だろう・・・」
「とりあえず行ってみるか、国に関わる事だったら大変だからな」
それから俺はリーシャを連れて謁見の間へと向かった

2人で謁見の間に近づくと
数人の兵士が誰かを囲んでいるようだった
『お兄ちゃんに会わせてー』
ん?、この声どこかで・・・
「ん・・・この声は・・・」
不思議がっているリーシャを連れて
兵士を書き分けて中心に入って行く、するとそこに居たのは・・・
「お兄ちゃんに会わせてよ!!、大事な手紙を渡さなくちゃいけないの」
「だから君のお兄さんが誰か教えてくれないと分からないだろう?」
中心に居たのはレイバ小父さんと
小父さんが肩を掴んでいる子は・・・
「リース!!」
「あっ!!、お兄ちゃん!!」
「ライド君・・・ライド君が君のお兄さんかい?」
「うん♪、お兄ちゃ~ん!!」
リースは俺に気付くと満面の笑みで
抱き付いて来た、俺の知り合いと分かると
兵士の人達も各自の持ち場に戻って行った・・・
「知り合いなの?、ライド」
「あぁ・・・ここじゃ何だから、レイバ小父さん場所を変えませんか?」
「そうだな・・・近くに会議室がある、そこにしよう」
それから俺とリーシャ
リースとレイバ小父さんの4人で会議室に入った

俺とリーシャ、リースは左側の席に座り
その反対側にレイバ小父さんが座った・・・
「さて・・・事情を説明してくれるか?」
「実は俺が2年前に城を出て、傷付いて倒れてた所を助けてくれたのがこの子のご両親で」
「あの頃に・・・」
リースはずっともじもじとしている
「ほらリース、自己紹介は?」
「リースです・・・リース・プリスター」
「可愛い名前だね♪、よろしくねリースちゃん♪」
何か手に持っているようだけど・・・
それは後で良いだろう、今は話さないと
「それでリース、どうしてお前がここに居るんだ?、村を出て来たのか?」
「うん・・・お母さんとお父さんに頼まれたの、この手紙をライド君に届けてくれって」
「俺に?」
俺はリースから俺宛の手紙を受け取って中を確認する
中にはこう書かれていた・・・リースは手紙を見てないのか?
『ライド君へ、久しぶりだね・・・恋人とご両親の下に戻って幸せに暮らしてるかい?
きっと・・・この手紙を君が見ている頃、私とレリアは生きては居ないだろう
そこで君に頼みたい事がある・・・リースを君のご両親に養女として引き取ってもらって
形だけでも正式に君の妹にしてほしい、この子には兄妹も必要だしまだまだ親が必要な歳だ
身勝手な願いなのは分かる・・・だが私達ではもうリースの傍に居てやれないんだ・・・
どうか私とレリアの願いを叶えて欲しい、この子には幸せになる権利がある
だから、どうかリースを幸せにしてくれ・・・よろしく頼む ~アロン・プリスター~』
アロンさん・・・
何があったんだ・・・フィーロン村で
この感じからすると、誰かに襲われるのを察知してリースを逃がした?
「お兄ちゃん何て書いてあったの?、見ちゃダメって言われてたから・・・」
「しばらく仕事で帰れないから戻るまで、俺の両親の所に養女として迎えてもらえだって」
ビックリした顔をしたリースだったがすぐ考え始めた
「リースさえ良ければ、すぐに母上と父上に話を通して来るけど」
「うん・・・そうするよ、お母さんとお父さんがそう言うなら・・・」
リースはリースで何か感じ取ったようだ
それが両親の死なのかは分からないけど・・・
「分かった、それじゃリースのママとパパになってくれる人の所に案内するよ」
何だか急な話だったな・・・でも
1度兵士の人に様子を見に村まで偵察に行ってもらうか・・・
 

第24話『結婚式(後編)』

 投稿者:ユオ  投稿日:2010年 2月15日(月)17時25分44秒
返信・引用 編集済
  あぁ・・・マズイマズイ・・・
早くしないと・・・もう結婚式が始まってる!!
「あれ・・・何処に入れてたかな・・・」
俺はあの後、着替え室で母上と会って話をした後
結婚式が始まるから移動してたんだけど・・・
リーシャと俺が結婚した証の指輪はレイバ小父さんが持ってるけど・・・
それとは別にリーシャに渡す物があるんだよなぁ・・・
「えっと・・・あった、これだこれ」
俺は机の引き出しから白い小箱を取り出して
ポケットに突っ込んで部屋を出た・・・
始まってから少し時間経ってるからリーシャはもう
聖壇の前に居るはず・・・確か吹き抜けの所にロープが1本横切ってたな
それを使って降りるか・・・怖いけど急がないとマズイ

俺は吹き抜けの所まで来た、下を除けば
リーシャや母上達の姿が確認出来る・・・
早く俺が来ないからリーシャが焦ってるな・・・早く行かないと
次の瞬間俺は吹き抜けに張られていた1本のロープを掴んで飛び降りていた
ブチブチと音を立てて引っ掛けてあったロープが外れて俺と一緒に聖壇の所に向かって行く
長さも丁度だから地面に叩き付けられる事は無いだろうけど
すると降りてくる俺に気付いた人が騒ぎ始めた
『キャー!!、落ちて来るわよ!!』
俺はピーンと伸びたロープで振り子のようにして
リーシャの下へ向かった、パッと放すと思ったより勢いがあったせいか
1回転してからリーシャの横に来た・・・怪我もしてないのですぐ立ち上がった
「ごめんごめん、ちょっと忘れ物しちゃって・・・あれ、どうしたの?」
会場に居る人達がポカーンとしている・・・
まぁこんな登場すれば当然か・・・
「あー・・・ライド君、式を始めても良いかな?」
聖壇で本を1冊持ってるレイバ小父さんが
1つ咳払いをして、式の開始を宣言した・・・
するとリーシャが小声で俺に話しかけて来た
「ねぇライド・・・忘れ物って何?」
「式が終わったら見せるよ・・・」
会話はそれだけで終わった、リーシャも深く詮索する気は無いようだ
まぁ式が終わったら俺が見せてやるって言ったし当然か・・・
「汝、ライド・レオンハートはリーシャ・メイリアードを妻とし愛し続ける事を誓うか?」
俺は左膝を地面に付け、レオンハート家の指輪を着けてる左手を
レイバ小父さんに向けて誓いの言葉を言う・・・
「誓います、レオンハート家の頭首として・・・命をかけて守り抜き愛し続けます」
俺の言葉に少しリーシャは驚いたようだ
レオンハート家の頭首を引き継いだ事は言ってなかったからな・・・
「リーシャ、お前はライド・レオンハートを夫とし支え続け、愛し続ける事を誓うか?」
リーシャは祈るように手を合わせて・・・
「はい・・・誓います、ライドと共に歩み・・・支え続け、愛し続けます」
「それでは誓いのキスを」
その言葉を聞いた俺とリーシャは向かい合った
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺はリーシャのベールを上にめくり上げた
薄っすらとだけ化粧をしたリーシャの顔が見えた
「綺麗だ・・・リーシャ」
「えへへ・・・カッコいいよ、ライド」
そして唇を重ね合わせた、俺はリーシャの腰に腕を回し
抱き寄せる、リーシャも俺に全て任せるように身を委ねる
拍手が鳴り響く、これで・・・俺達は夫婦になった
唇を離して2人でレイバ小父さんの方に向きを変えた
「よし・・・2人とも、良い夫婦になるんだぞ」
それから俺とリーシャは結婚の証である指輪をお互い指に着けて
結婚の儀は終了となった・・・皆からの祝福を受ける
テラスにも出て国民の人達にも報告をした・・・これで幸せになれるんだ・・・

リーシャが普通のドレスに着替えた後、2人でパーティーに出て食事をしていた
「えへへ・・・もう私達・・・夫婦なんだね」
「そうだな・・・これからが大変だぞ?」
そうこれからが大変なんだ、俺は・・・いや
俺達は2人で共に同じ道を歩き、同じ空気を吸い
死ぬその時まで・・・ずっと一緒なのだから
「うん・・・2人でレオンハート家を守って行かなくちゃ」
リーシャは俺にもたれかかって来た
軽く頬を赤らめるリーシャの唇に軽く触れるだけのキスをした
「んっ・・・あなた・・・」
「名前で呼んでほしいな・・・」
「良いでしょ?、せめて今日だけ・・・」
そうだなぁ・・・リーシャの願いは聞くけど・・・
「じゃこうしよう、人前の時はあなたで、母上達の前とか親しい人の前では名前で呼ぶ事」
「うん♪、そうするね・・・あなた」
これが俺の求めた幸せなんだ・・・
リーシャや母上、父上達にグレイやメイラちゃん・・・
心から信用出来る友達が居るこの生活こそ、俺が求めたもの・・・

しかしこの時はライドやリーシャ達が知る由も無かった・・・
リーシャ達が大きな謎だった、ライドが逃げていた時の出来事に触れ・・・
真実を知った時・・・何を思い、何を語るのか・・・
それを知る物語を今・・・ここに始める・・・いや、開始しよう・・・
 

第23話『結婚式(前編)』

 投稿者:ユオ  投稿日:2010年 2月 3日(水)20時32分35秒
返信・引用 編集済
  私は着替え部屋にメイラちゃんとママ、メイシャお母様や
メイドの人達と一緒に居た・・・着替えが終わって仕切りを開ける前にメイドの人が・・・
「わぁ・・・お綺麗ですリーシャ様」
「そっ・・・そうかな?、ライドも喜んでくれるかな・・・」
すると仕切りを開けようとしていたもう1人のメイドさんが
「きっとお喜びになられると思います、リーシャ様のウエディングドレスなんですから」
「そうだと良いなぁ・・・」
私がそう囁くとメイドの人が仕切りを開けた
現れたのは私のウエディングドレス姿を楽しみにして待っていた
メイラちゃんやママ、メイシャお母様が居た
一応メイラちゃんもメイドなのでメイド服を着ているが
普通のメイドさんじゃなくて食事を作ったりする係りに試験で合格したとかで
料理を担当するメイド班に入る事が出来たらしい、メイド長からも信頼が厚いらしいから
当然って言えば当然かな・・・料理をいろんな人に作ってあげるのが夢って言ってたし
「わぁ・・・リーシャちゃん可愛いね、私とは大違いだよ・・・」
私とライドの結婚式を行う前に実はメイラちゃんとグレイの
結婚式をやってたから・・・さっきまでメイラちゃんもウエディングドレスを着てた
そういえばグレイも今回の旅での奮闘や普段の功績を称えてパパが昇進させてた
一般兵から・・・確か第5小隊の隊長になったとか、結婚式が終わったばかりだけど
仕事で走り回っているらしい、メイラちゃんは寂しそうだけど仕方ないって言ってた
「そんな事ないよ、メイラちゃんだって可愛いよぉ」
「リーシャちゃん・・・凄く似合ってるわ・・・16年前のライラそっくりよ」
「メイシャ・・・恥ずかしいわ、昔の事はあまり言わないで・・・」
ママが照れてる・・・初めて見たかも
幼馴染で親友だって言ってたから・・・
「ライラ、私はライドの様子を見に行くわね」
「えぇ分かったわ、時間になったら予定通りに運ぶからよろしく」
ママとメイシャお母様がそう言葉を交わすと
メイシャお母様はライドの着替え部屋に行ってしまった

                     φ

俺は父上とレイバ小父さんとグレイの4人で
新郎の着替え部屋に居た・・・結婚式用に作られた
白い鎧と白いマントを身に着け終わって仕切りの中から出た所だった
「おぉ・・・似合ってるぞライド」
「そっ・・・そうですか?、良く分からない・・・」
「ライド君、本当に似合っているよ、16年前のグルファを見てるようだよ」
それはつまり・・・レイバ小父さんが言いたい事は・・・
「16年前の父上と自分が・・・似てると?」
「あぁそっくりだ、そこは流石親子・・・としか言えないがね」
レイバ小父さんは若者のように腕を父上の首に回して
似てるなとか、言葉を交わしている・・・流石だな、幼馴染で親友だと
グレイは俺の前にやって来て俺の正装鎧を見て・・・
「カッコいいじゃないかライド、これならリーシャちゃんもメロメロ・・・っと」
グレイはメロメロの続きを言おうとしたみたいだけど
止めてしまった・・・まぁ何となく言いそうな事は分かってるけど
「既にリーシャちゃんはライドにメロメロだったな、はっはっはっ」
「まったく・・・グレイ、お前隊の仕事があるんじゃなかったのか?」
「それはもう一段落したし、残ってるのは軽い資料整理だから明日に回した」
それに部屋に来た時・・・言ってたな
「だからこの後すぐ愛しい妻に会いに行くつもりだ」
恥ずかしげも無くハッキリと答えた
まぁ昔からこういう奴だったからな・・・
「んじゃ俺は行くよ、式は見るからな」
「分かった、それじゃあな」
グレイはニヤニヤと笑みを浮かべながら部屋を出て行った
そんなに早く会いたいならここに来なきゃよかったのに・・・
「そうだライド、お前に結婚祝いとして渡す物があるんだ」
「何ですか?、父上・・・渡す物って」
すると父上はポケットから小さな白い色の箱を取り出し
それを俺に差し出した、それを受け取って中を見てみると・・・
「それはレオンハート家の代表が代々指に着けて来た家紋が彫られた指輪だ」
父上が渡してくれた箱には確かに
レオンハート家の指輪があった、獣が口を広げてその中に
ジャスティスハートという赤い宝石がはめ込まれている
「どうしてこれを・・・今までは父上が身に着けていたはずでは・・・」
「遅かれ早かれ、お前はレオンハート家を継ぐ人間なんだ、渡すのは当然だろう?」
「しかしまだ・・・俺にこれを持つ資格は・・・」
すると父上は何か心に決めたのか・・・
「後で言っても仕方ないか・・・ライドが結婚したら私はレオンハート家代表から退く」
「えっ!?、父上!!、何故ですか!!」
「何年先になるか分からないが、・・・ライドとリーシャちゃんが国を引っ張るんだ」
「それは何回も説明を受けたし、話も聞きました・・・でも何で結婚した後に?」
父上はため息を吐いた後・・・
「継いですぐ王様じゃ付いて来る人も少ない、だから今の内に継いで信頼を築くんだ」
「ですけど・・・今レオンハート家を引っ張る力は俺には・・・」
「最初は誰だって力は無い、時間をかけて身に着けるんだ・・・もう大人だろう?」
父上の意思は固いようだ・・・こうなると
何を言っても無駄そうだな・・・これは
「分かりました・・・しっかり引き継ぎます、父上」
「あぁ、父さんはそうだな・・・ゆっくりさせてもらうとするよ」
こうして俺はリーシャとの結婚を前に
父上からレオンハート家頭首の座を引き継いだ
これからはリーシャと2人で守って行くんだ・・・頑張らないと
 

第22話『結婚式を前に・・・』

 投稿者:ユオ  投稿日:2010年 1月17日(日)03時21分47秒
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  私はママに連れられてママの私室に来ていた
テーブルを挟んで反対側にママが座っている・・・
「リーシャ・・・貴女を産んでもう16年が経つわ・・・」
「・・・ママ、それで話っていうのは?」
すると少し考えてからママは
テーブルに置いてあった紅茶を1口飲む
「私がリーシャを生んだのも16歳なのよ・・・」
「ママが私と同じ歳で・・・」
「えぇ・・・もちろん私もリーシャと同じように不安に思って、母様に相談したわ」
「お婆様に・・・」
ママは昔の事を思い出しながら話す
お婆様には私が凄く小さい頃に抱っこしてもらった記憶しかない
確かママが言うにはお婆様はそれから少し経って病気で亡くなったって聞いた
「良く母様が言ってたのが『心配しなくても大丈夫、旦那が優しく包んでくれる』って」
「旦那・・・私の場合はライドが・・・」
するとママは微笑んだ
「母様はこうも言ってたわ『貴女はそんなに信用出来ない、男の子供を生むのか』と」
信用出来ない・・・そんな事はない
ママがパパの事を心の底から信頼しているの同じで
私も・・・ライドの事を心の底から信頼してるし、愛してる
その結果が・・・私の妊娠で、ライドの赤ちゃん・・・
新しい命が私のお腹に宿った・・・夫になる人の子供を・・・
「ママはそれで不安を解消して・・・そして生まれたのが私?」
「えぇそうよ、初めて貴女を抱っこした時は嬉しくて泣いたわ・・・そしてこうも思った」
するとママが深呼吸をしている
目が少し潤んでる気がする
「無事に生まれて来てくれて・・・ありがとうって」
「ママ・・・」
ママは零れて頬を伝う涙を
ハンカチで拭った・・・
「ごめんなさい、さぁ・・・ライド君の所に行きなさい、きっと待ってるわよ?」
「うん♪、それじゃあねママ・・・明日楽しみにしてる♪」
私は立ち上がってライドが居ると思う
中庭に向かった・・・会いたい・・・すぐにでも

走って中庭に来たけど・・・
「あれ・・・ライドが居ない」
私とライドが寝転がっていた
木の下にはライドの姿は無かった・・・
「何処に行っちゃったの・・・」
もう・・・お部屋に行ってみようかな

お部屋に行ったけど・・・そこにも居なかった
だから屋上に来た・・・するとそこに私が求めてる人が居た
「ライド!!」
私はライドの姿を見つけると
勢い良くライドに抱き付いた・・・
「リーシャ・・・どうした?」
優しく私の頭を撫でてくれるライド
「甘えたくて・・・」
「何時も甘えてるだろ?、飽きたりしないのか?」
ぶぅ・・・何時もライドはこうだよ・・・
私が甘えたくてって言うと・・・何時もこう言う・・・
「飽きない・・・それに明日からはもっといっぱい甘える♪」
「関係が婚約者から夫婦になるから・・・だろ?」
「うん♪、だって・・・うろ覚えだけど・・・子供の頃の夢が叶うんだもん♪」
そう・・・ママに聞いてやっと・・・少し思い出したぐらいだけど
子供の頃の夢・・・お兄ちゃんの・・・ライドのお嫁さんになる事が
小さかった私の夢で・・・目標だった、その願いもようやく明日叶う・・・
結婚したからと言って、それで終わりじゃない・・・
夫婦として・・・新しい道が出来る、それをライドを2人で・・・
いや・・・このお腹の赤ちゃん達と私とライドで歩んで行かなければ・・・
 

第21話『前日』

 投稿者:ユオ  投稿日:2010年 1月10日(日)17時56分1秒
返信・引用 編集済
  更に1ヶ月後・・・・俺とリーシャは昼食を食べ終えて
食後の運動に散歩をした後城に戻って中庭で寝転がって空を見上げていた
「綺麗だね・・・」
「そうだな、リーシャ・・・緊張してるか?」
「してるよ・・・だって、明日・・・結婚の儀を済ませたら私とライドは夫婦だよ?」
いよいよ明日は俺とリーシャの結婚式だ
何やら準備が思ったより早く終わったらしい
結婚式を行う場所は城で特別な行事を行う際に使う広場で行うらしい
そこは街を見渡せるテラスに繋がっており結婚式が終わったら
テラスに出て街の人達に挨拶をするらしい
その広場は上3階ぐらいまで吹き抜けになっていて
特別な場所なんだとすぐ分かる構造になっている
「だな・・・嬉しいか?」
「うん♪、だって子供の頃からずっとライドのお嫁さんになる事だけ考えてたんだよ?」
「嬉しいのも当然か・・・可愛いなぁリーシャ」
俺の胸に顔を埋めてニコニコ微笑んでいる
リーシャの頭を撫で撫でしてあげた
「むぅ・・・もう子供じゃないもん・・・」
「こうして甘えてるんだ・・・まだまだリーシャは子供だ」
軽くリーシャのおでこを突くと
「ライド・・・子供扱いしないでよ・・・」
「さっき言っただろ?、こうしてる内は子供だ」
「子供だって・・・たのに」
リーシャは何か言ったようだが
声が小さ過ぎて何と言ったのか分からなかった
「えっ?、今何か言った?」
「なっ、何でもないよライド」
リーシャは慌てて言うと俺から離れた
「どうしたんだ?」
「お母様にちょっと呼ばれてるの思い出したの、行って来るね」
「あっ・・・あぁ・・・」
そう言うとリーシャは城の中に入って行った
俺はポツンと・・・1人残された中庭で空を見上げていた

                     φ

私はライドと中庭で別れた後、ママと2人で王族専属のお医者様が居る
場内の診療所まで来ていた、ここにママと2人で来た理由は・・・
「リーシャ様の診断結果ですが・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
次にお医者様の口から放たれた言葉は・・・
「おめでとうございます、妊娠なされてますよ」
「本当ですか?、先生」
「えぇ王妃様、間違いありません・・・リーシャ様は妊娠されています」
「ライドの赤ちゃんが・・・このお腹に・・・」
私は少しだけ膨れているお腹を摩った
本当に触らないと分からないぐらいの膨らみ
「良かったわねリーシャ、貴女お母さんになるのよ?」
子供が出来た・・・夫になるライドの子供
私とライドに出来た初めての子供・・・でも・・・
「・・・赤ちゃんが出来た・・・けど」
「けど?、どうしたの・・・貴女が大好きなライド君の赤ちゃんでしょ?」
体を覆う不安・・・初めての事だから?
そうかもしれない、けどそれ以上の何かが
あった気がする・・・それが何かは分からないけど・・・
「不安なの、ママやメイシャお母様のような優しくて綺麗で、立派なママになれるかな」
私が感じている事をママは全て察してくれたのか
背中を軽くポンポンと叩いた後、頭を撫で撫でしてくれた
「ママの部屋まで行きましょう・・・そこでママとパパの事、少し話すわ」
そういうママに私は連れられて
ママの私室に向かった・・・何を話してくれるんだろう
何時もそうだった・・・ママに聞いてもパパに聞いても
2人が出会った頃の話はしてくれた・・・でも結婚した頃とか
私が生まれた頃の話は1度もしてくれなかった・・・聞くと何時も
まだ貴女には話せない・・・まだその時じゃないって言われて逸らされて来た
 

第20話『幸せへの道』

 投稿者:ユオ  投稿日:2010年 1月 5日(火)06時24分22秒
返信・引用 編集済
  城内にある王族専用の食堂でご飯を食べた後
俺は母上から話を聞く為に母上を探していた・・・
「何処に居るんだ?、部屋にも居なかったし」
母上の部屋を後にして6階の廊下を歩いていた
メイドの人や見回りの兵士は居るけど・・・母上は居ない
大事な話があるんだろうけど・・・もしかして同じように探してるんじゃ?
だとしたら下手に動かず部屋か分かりやすい中庭に居た方が良いかな・・・
まぁいいや、とりあえず1階まで下りよう・・・

1階に来て中庭に戻った、リーシャが俺に甘えて来ていた
場所を見ると・・・そこに横たわる人が1人・・・
「リーシャ・・・」
リーシャは気持ち良さそうにスヤスヤと寝息を立てていた
多分ドレスのサイズを測り終えてすぐここに来たのだろう
随分と寝入っているな・・・まぁ良いか、横に失礼して俺も寝るか・・・
「んっ・・・ふぅ、ライド・・・」
ゆっくり俺がリーシャの横に寝転がると
寝ていても俺が来た事が分かるのか
反対側を向いていたのに俺の方に向いて
俺の胸に顔を埋めた・・・目を細めて幸せそうな顔をする
「リーシャ・・・ゆっくり休め」
頭を撫で撫でしてあげるとリーシャは・・・
あれ・・・だんだん・・・視界が暗くなっ・・・て・・・

あれからどれだけの時間が経ったのだろう
まだ明るいって事はそんなに時間は経ってないっぽいな
リーシャは相変わらず俺の胸に顔を埋めて寝ていた
離して、俺は上半身を起こして中庭を見渡す・・・
すると風が吹いた・・・じんわりと服に染みていた汗がさーっと冷える
「ふぅ・・・そろそろ部屋に戻るかな」
流石にずっとここに居る訳にはいかないからな
気が進まないけど・・・リーシャを起こそう
「リーシャ、起きろ~・・・部屋に戻るぞ」
「むにゅむにゅ・・・あ~、ライド~」
リーシャは半分寝ぼけたまま起きた
「ほら、ちゃんと起きろ」
俺がリーシャの頬を軽くペチペチと叩くと
「むぁ・・・あっ、ごめん・・・ぐっすり寝ちゃってた」
「部屋に戻るぞ、歩けるか?」
「ぶぅ、そこまで寝ぼけてないよ」
リーシャは頬を膨らましながら怒って立ち上がった
そして当然のように俺の手を握って来た・・・
初めの頃は恥ずかしかったけど、今じゃなんとも思わない
素直に喜べるようになっている・・・
それだけ俺とリーシャの関係が親密になったって事だ

俺とリーシャは手を繋いで俺達の部屋がある4階の廊下を歩いていた
「部屋に戻って本でも見るかな・・・リーシャはどうする?」
最近、俺の日課となっているのは俺が国を去っていた間に国内で起きた
事件や街の発展の過程、それらの出来事を纏められた本を見る事だ
細かい出来事も全て書き記されているので量としては100巻を超えている
療養していた時や暇があると読み進めて行き、4ヶ月経ってようやく90巻ほど読んだ
「そうだねぇ・・・何時も通りライドの手伝いする~、部屋に戻っても暇だもん」
リーシャはというと、俺が読み終えた本を片付けて
次の本を持って来てくれたり、紅茶を入れてくれたりする
俺は自分でやると言ったが全て却下されてリーシャに言い包められてしまった
母上やライラ小母様に言っても『好きにさせてあげて』としか言ってくれない
まぁ・・・そんなリーシャを見ていて癒されてるから・・・別に悪い気分じゃ無い
「何時もありがとう・・・感謝してるよ」
俺はお礼を込めて
リーシャの頭を撫で撫でしてあげた
すると目を細めてリーシャは喜んだ
ニコニコと微笑む・・・俺が求めてたのはこれなのかもな・・・
「えへへ・・・夫になるライドの為だもん♪」
最近のリーシャの口癖が飛び出した
夫になる俺の為・・・何かあるとリーシャは何時もそう言っている
別に嫌じゃないんだけど・・・甘える時のように場所を選ばず言うので
恥ずかしい・・・特に母上やライラ小母様達に聞かれると・・・後で何言われるか・・・
「何時もそれだな・・・言ってて疲れない?」
「疲れない♪、だって私は一生・・・ライドに尽くして生きて行くんだよ?」
まっ・・・まぁ間違ってないけど
上目遣いで言わないでくれ・・・リーシャ
「そうか・・・なら良いけど・・・」
やはり、こうなったか・・・
何時もこんな感じでリーシャのペースに飲まれてしまう
まぁこれも慣れてるし、別に嫌じゃないから良いけど・・・
自分の腕を俺の腕に絡めるリーシャ、可愛いなぁ・・・
 

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